新庁舎移行でシステム刷新

データ管理を効率化

仮想DT/ストレージへ

コンピュータダイナミックス/熊本県山鹿市

 

 熊本県の北部、福岡県と大分県の県境に位置する山鹿市は、1市4町の合併を経て2014年に開設した新庁舎への移転に伴って情報システムを刷新し、市役所職員のパソコン環境をクラウドベースの仮想デスクトップ(DT)およびシンクライアントシステムへと移行した。

 

 シンクライアント

 新システムでは、データセンターに仮想デスクトップシステムを構築し、データも冗長構成の1つのストレージシステムで一元管理する。庁舎の職員は、役所内のシンクライアント端末を使ってデスクトップにアクセスして仕事をするが、仮想デスクトップにより特定の端末を使用しなくても、ネットワークを通じて個人のデスクトップ環境を利用できるようになっている。これにより、セキュリティや可用性のレベルが向上し、事業継続性も強化した。

 システム運用の面でも、データ管理の効率化を実現している。それまでデータは、個人のパソコンやファイルサーバーなどさまざまな場所に散在しており、人事異動のたびにパソコン間のデータ移動が必要など運用管理の煩雑さがあったが、データをクラウド上のストレージに集約・一元管理することで、運用面での負荷も減った。

 

 最新ストレージ

 ストレージシステムには、コンピューターダイナミックスの仮想化ストレージシステム「CDS―SVM9000」を採用している。物理リソースを統合し、そこから各サーバーが必要とする分の仮想ストレージを割り当てる仕組みだ。ユーザー数やデータ量の増減に応じてデータ領域のコントローラー性能や、データ容量の増設が柔軟に行えるほか、複数ノード(3台)のクラスター構成での同期ミラーにより、ハードウェア障害時でもシステムが停止することがないなどの特徴を備えている。